未経験からWebディレクターになった話

未経験からWebディレクターになれるか…なれます!本人のやる気次第です。そこで具体的に私が何に取り組んできたかを書きます。

クラウドソーシングでロゴの発注をする際に気をつけるべきこと

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新しい会社・事業を立ち上げるのでロゴを新規で制作したい、今まで使っていたロゴが古臭く感じるようになってきてしまったので一新したい…けどあまり費用はかけたくないし、制作会社はどう探せばいいか分からないのでクラウドソーシングを使用してのロゴ制作を検討されている…という方へ。

クラウドソーシングでロゴを発注する際に気をつけた方が良いことを書きます^^

安価で済ませたいなら、デザインの精度には妥協する覚悟をすること

クラウドソーシングと呼ばれる、Web上でお仕事を発注できるサービスが複数あります。有名どころだと、ランサーズやクラウドワークスなど。

www.lancers.jp

crowdworks.jp

3〜5万程度の金額をかければ、数十個の提案が割と短期間で手に入ります。

あなたはその中で採用するべきデザインを決定し、採用されたロゴの制作者だけに報酬を支払えば、晴れて自分だけのロゴを手に入れることができます。

安価で大量のデザインを手に入れることができるのはクラウドソーシングの魅力ですよね。

ですがデメリットがあることも忘れてはいけません。

クラウドソーシングを利用する上でのデメリット

ネット上のやりとりだけで完結してしまうのであなたの想いがロゴに反映されにくい

ネット上だけのやりとりなので、デザイナーとは主に文字のみのやりとりとなります。熱量やこだわりはなかなか文字だけで相手に伝えるのは難しいこと。

発注後、提案されたロゴを見て初めて「あれ、イメージとなんか違う」はよくある話です。

クラウドソーシングの中でも修正対応をしてくれるデザイナーはいますが、ロゴはデザイナーが一人で作るものではなく、クライアントであるあなたと一緒にブラッシュアップしていく工程が重要となりますので、思い通りのロゴをクラウドソーシングで制作するというのもなかなか難しいのが現実です。

盗作のロゴが提案されているかもしれないこと

リテラシーやモラルに欠けた提案者が多数いることもクラウドソーシングのデメリットです。

自分で考えたロゴではなく、どこからか「パクってきた」ロゴが提案されている場合もあります。

このロゴを採用し使用した場合、採用したあなたの責任になってしまうこともありますので要注意。

ロゴの価格はあってないようなもの。金額より信頼出来るデザイナーを選ぶべき

ロゴの適正価格っていうのは、あるようでないものです。

上述したクラウドワークスを使用すれば、たったの3,4万円で数十種類のロゴを提案してもらうこともできますし、ちゃんとした制作会社に依頼すると、3案程度で10〜20万程度のコストがかかったりします。

受賞経歴のある凄腕のロゴデザイナーに依頼するともっとかかりますし、違法な長時間労働が問題となった某広告代理店などに依頼すると、ロゴ1つ制作するだけで何百万円のコストがかかったりします。

ペプシコーラでお馴染みのペプシはなんと、100万ドル(1億2000万円)という費用をかけてロゴを制作したというのですから驚きです。

その辺のちょっとデザインをかじった人、絵がなんとなく得意な知人に頼めば5,000円程度で済んでしまうこともありますしね。というのも、かの有名なNIKEのロゴがそのような経緯で制作された秘話があるからです。

NIKE(ナイキ)のロゴはたったの5,000円で作られた?

NIKEのロゴマークは、勝利の女神であるニケの翼をモチーフにしているそうです。

勝利の女神をモチーフにしているのは、スポーツブランドを掲げる企業としてなるほどな、という印象ですよね:)

この世界的に有名な企業のロゴが、実はたったの35ドル(現在の金額に換算すると約5,000円)程度の報酬で制作されたと言われています。

これは、このロゴをデザインしたキャロライン・デビッドソンが当時デザイン勉強中の学生だったからだそうで、NIKEの創設者のひとりである、フィリップ・ナイト氏から「1時間2ドルでデザインの仕事をしないか?」と声をかけたことがきっかけであるそうです。

当時は無名だったNIKEも今は世界的なブランドなんだから、そのロゴを制作したキャロラインにはもっと高額な報酬を支払うべきでは?となんとなく面白く思わなかったあなた、ご安心ください。

NIKEが世界的なブランドに成長した後、NIKEから彼女へNIKEのロゴの入った金の指輪とNIKEの約4700万円相当の株が贈られたそうです。

あなただけの想いを反映させたロゴが優れたロゴとは限らない

ここがプロデザイナーとアマチュアデザイナーの大きな違いかもしれません。

あなたがああしたい、こうしたいと売り手側から熱く想ったところで、それがエンドユーザー(買い手)に響かなければ意味がありません。

プロのデザイナーはあなたの想いやデザインイメージをヒアリングで汲み取り、さらに競合他社と比較した時のあなたの会社(ブランド)の立ち位置、エンドユーザーにどのように認識してもらうかを狙ってロゴをデザインします。

これは一種のブランディングですし、行っていることはコンサルタントと同じかもしれません。ただマークを描くだけではなく、調査する力、付加価値を与えられる力など、デザイナーには幅広いスキルが求められます。

また、ロゴはロゴだけを作るのではなくCI(「コーポレート・アイデンティティ」。企業文化を構築しそのブランドの存在価値を高めていく企業戦略)も重要となってくるので、本来であればコストも期間もかけるべきポイントであるはずです。

先に軽く作っておいて、予算がとれるようになったら作り直すでいいのでは?

最初は早く安くロゴを制作しておいて、後にロゴを制作し直すという手も確かにあります。ですが、ロゴを一新するというのは割と慎重にやらなければなりません。

せっかく浸透した企業(ブランド)の顔が変えても、エンドユーザーに受けて入れてもらうのには時間がかかるからです。

最近ですと(といっても7年ぐらい前w)、リデザインしたGAPが新しいロゴがあまりにも不評だったために、わずか一週間でデザインを前のロゴに戻したということがありました。

www.vogue.co.jp

終わりに

本当に何かしらあるだけでいい、そんなにコストはかけたくないというのであれば、クラウドソーシングを利用すれば一定レベルのロゴは作れます。

ですが、ロゴというのは言わば企業の顔。企業のメッセージをぎゅぎゅっと詰め込んだ、その企業の指針となる大事な存在であるはずです。

また、商品に利用するロゴとなれば、そのデザイン性は更に重視されるべきです。その商品の売れ行きにロゴが大きく影響する可能性もあるからですね。

そんな大事なものを、てきとーにちょちょっと作ってしまっていいのか、という話になります。